独立行政法人 メディア教育開発センター様(http://www.code.u-air.ac.jp/)のWebサイトで、「大学eラーニングの今(http://nime.ac.jp/activity/043.html)」という連載が行われています。今回は、こちらを紹介をさせていただきたいと思います。
第一回の題材となっている熊本大学様(http://www.kumamoto-u.ac.jp/)の社会文化科学研究科(http://www.gsscs.kumamoto-u.ac.jp/)は、私にとっても思い出深い学校です。実は、過去に、こちらの講義を一つ、聴講生という形で受講したことがあります。そのときは、IDに関する講座を受講していましたので、まさに、この第一回で紹介されている、鈴木先生にご指導いただいておりました。残念ながら、忙しさにかまけて脱落してしまいましたが。。。
eラーニングのみの大学院
教授システム学専攻は、e-learningのみで学位が取得できる、日本でも数少ない大学院です。私が受講していたときも、完全にe-learningのみで講義が行われていました。これは、e-learningのメリットを最大限に生かした新しい教育のスタイルです。さらに、学生だけではなく、教授も熊本大学現地に居住するのではなく、東京にいながらにして講義を行うスタイルとなっていました。
インストラクショナルデザイン
インストラクショナルデザイン(ID)とは、教育を設計するための技法です。IDの基礎は、第二次大戦中にほぼかたまっていました。考え方としては古くからある考え方です。日本では、IDの専門家は少なく、e-learningで利用されることもほとんどありませんでした。第一回で紹介されている鈴木先生はこのIDの第一人者であり、メディア教育開発センターや、日本eラーニングコンソシアムと共同してIDの専門家を養成するために、教授システム学専攻が設立されました。
私自身も多少はIDを勉強していますので、それに基づいたセミナーを行ったことがあります。IDを前面に出したセミナーではなく、コンテンツ作成10のポイントというセミナーです。こちらでは、教材の作り方を、IDやその他の教育設計手法に基づいて作成しました。もし、興味がありましたら、ぜひオンラインセミナーをご覧ください。
大学eラーニングの今は、連載形式であり、現在第9回まで発表されています。どれもとても興味深く、e-learningのメリットの新しい一面が感じられるものです。ぜひ、ご一読ください。
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記事の投稿者
湯川 浩一
大学院を卒業後、役者修行をしてから入社した変り種です。
文系人間がIT企業に入ってしまったため、苦労の連続でしたが、それを乗り越える過程で写真のような外見に変貌しました。社長にしかられるときには、特にこの姿に変身すると便利です。