Ustreamがソフトバンクによって日本語化されてから、Ustreamの使い道は大きく分けて二つになってきました。
個人が自分の配信したい内容を自由に配信したり、ポッドキャスト的な自主番組を作るという流れと、企業がUstreamを利用して自社PRなどに使うというものです。
個人と企業がUstreamを使ってより大規模で、本格的な配信を行うためには、いくつかの課題があります。 その1つが、Ustreamを使った場合の商業利用の規定です。これまでUstreamは、「非商業的な利用」に限るという利用規約があり、企業による明確な商業利用目的であったり、Ustream番組で生計を たてたいと考える個人やグループの配信が難しいという問題がありました。
それに対して、Ustreamが打ち出したのが「オープン・ペイパービュー」です。認可を受けたグループであれば、誰でも課金配信をすることができるよになるというものです。この発表にあわせて、Ustreamは「非商業的な利用」に加えて、「書面による事前認可があれば商業利用ができる」(Any commercial use of the Site, Services, Content or User Submission requires Ustream prior written approval (e.g., pursuant to additional or separate terms and conditions provided by Ustream).という内容に変更となりました。
公開課金システム「オープン・ペイ・パー・ビュー」
日本では、Ustreamとは別の動きとしてサードパーティより「リンクトシアター」「IZONN」などがあります。
こうした中で1つシステム面で飛びぬけているのがリンクトシアターではないでしょうか。
リンクトシアターでは、Ustreamなどのライブ配信サービスに対して投げ銭であったり、アイテム課金をすることができます。
リンクトシアター
リンクトシアターは、ログインして、あらかじめPayPalなどを使って課金しておくと、配信中の番組について投げ銭や花束などを使って、配信者にお金を渡すことができるサービスです。
これまでUstreamを行ってきたアーティストなどが、街頭での投げ銭だけでなくUstreamでの投げ銭を受け取ることができるようになったということになります。
リンクトシアターは、運営者にとってはデジタル上の「セミナー会場」の大きさを選ぶことができ、Twitterとの連携を行ってメッセージを送ったりすることができるようになっています。
大規模での利用は、年末の浜崎あゆみコンサートのように、Ustream自体の課金配信になることが予想されますが、リンクトシアターはそれよりもやや規模の小さい、ライブハウス規模の人たちへの選択肢の一つになるのではないかと考えています。
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CATEGORIES Ustreamby.a.takeuchi2011.01.17
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a.takeuchi a